2015年8月1日土曜日

ゲノム編集の凄さ-2

ゲノム編集の「ゲノム」とは、生物が持つ全ての遺伝情報のこと。

細胞内のDNA(デオキシリボ核酸)に4種類の「塩基」という化学物質が並ぶ形で書き込まれている。

塩基が「文字」、DNAが「文章」にあたると考えればやわかりやすいかもしれない。

では、ゲノムはどのような仕組みで「編集される」のか?

細長いひものようなDNAを切る「はさみ役」の酵素と、切りたい部分に酵素を導く「案内役」の分子を組み合わせた物質で行うのだという。


DNAを切断した場所に別の塩基が挟まれることで、
遺伝子を壊したり、新しい遺伝子を追加したりできるのだ。



これまでの遺伝子組み替えなどとの違いは農作物や家畜を交配させたり、放射線やウイルスを使ったりして、遺伝子を変えるのが遺伝子組み換えで、交配は何回も行う必要があり時間がかかった。

また、放射線やウイルスを使う方法では、多くの細胞から狙った変化が偶然起きたものを選ぶという方法のため効率が悪かった。


ところがゲノム編集では、ピンポイントで狙いを定め、偶然に頼るという部分が大幅に減るのだ。


ただ、この技術の特許の大半は米国勢がおさえているとされます。

日本がゲノム編集を利用してビジネスに乗り出す際、多額の特許料の支払いを求められるおそれがあるというのだ。


ゲノム編集の凄さ-1


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